8Mar
こんにちは、‘にしわ’社員の徳川です。
先日は『すべてに感謝展』にご来場いただいたお客様、誠にありがとうございました。
長い歴史のものから、現代的なものまで幅広い商品をご覧いただけたかと思います。
また、元花琴太夫さんもとてもお若く綺麗な方でした。
お楽しみいただけたでしょうか。
私どもと致しましても、日本の文化・技術をお見せできますことは幸せなことだと思います。
着物業界ではメーカーさん、問屋さん、小売店さん……看板を下ろされるところが数多くあります。
如何ともしがたい理由があるにせよ、日本の民族衣装が衰退していくのは日本人として寂しく思うところです。
その中で、ものづくりを頑張っておられる作り手さんは着物をお召しになる方のことを考え、
「着やすいきもの」
「締めやすい帯」
「着るのが楽しみになるもの」
を目指して形にされています。
毎月いらっしゃる作家先生などのお話を聞くと、そういった努力・思いやり・職人さんとしてのプライドを身に染みて感じることができます。
海外ではキモノは美術品として人気もあり、またレンタル店なども賑わっているそうですが
やはりまずは私たち日本人がその良さを理解し、お召しいただくことでその価値を高めていくことも大切なのではないかと思っております。
お召しいただくにあたって問題なのが
「自分で着られない」
「着る機会がない」
「お手入れが大変」
などあると思いますが、‘にしわ’ではお困りごとを解決するお手伝いをさせていただきます。
前結び着方教室・悉皆師が常駐・着物でお出かけする会など様々なご提案をさせていただき、少しでも着物をお召しになる方を増やしたいという思いでおります。
呉服のことでお困りのことがあれば、ぜひご相談ください。
こうして‘にしわ’が営業を続けられるのも着物が好きなお客様の支えがあってこそだと存じます。
いつもお引き立ていただきありがとうございます。
お着物が好きなお客様に良い商品、良いご提案をしていくことが、私たち呉服屋の使命だと信じ、今後も楽しんでいただける展示会を催してまいりたいと思います。
願わくは、たくさんの方のご来場をお待ち申し上げております。
西川誠治社長が着物業界に入って五十年。
社長の五十年は苦難も多かったことと思いますが、たくさんの方に支えられて心嬉しい星霜だったのだと想像できます。
私も日々お客様のあたたかさに触れ、こちらが励まされることも多くあります。
この「すべてに感謝展」では社長だけでなく、私たち社員も改めてお客様のご縁に感謝した企画となりました。
今後とも、きものにしわを宜しくお願い申し上げます。